豆本来の物語を、
焙煎で引き出す専門店





最高の1杯を求めて
一日一杯の「本当に美味しいコーヒー」を求める、
ささやかな願いからすべてが始まりました。
15年前、焙煎という世界に踏み出すきっかけは、大きな理想ではなく、日常の中の小さなこだわりでした。
ある日、紹介で出会った一杯のコーヒーが人生を変えました。それは今までに味わったことのない、澄み切った味わい。
理由はシンプル――「豆が違う」
この一言に突き動かされ、品種から収穫、加工に至るまで、豆の本質を学びました。
そして数年後、良質な生豆との出会いをきっかけに、焙煎の世界へ。酸味や苦味を自在に引き出し、シーンに合わせた一杯を作る喜び。
それを誰かと分かち合い、「美味しい」と言ってもらえる幸せ。
それこそが、私の焙煎に向き合う原動力です。
一杯のコーヒーが、日常を少しだけ豊かにしてくれる。
そんな時間を届けたくて、今日も焙煎機の前に立っています。

3つのこだわり

クオリティの高い
生豆へのこだわり
美味しさの原点は、
豆選びにある。
美味しいコーヒー作りに最も重要な要素は、良質な生豆選びに尽きます。標高、気候、土壌など適した栽培環境で丁寧に収穫、適切な精製工程を経て生み出された高品質な生豆は、美味しいコーヒーになる潜在能力、いわゆる高いポテンシャルを持っています。焙煎というのは、その生豆の持つポテンシャルを最大限に引き出すための作業になります。
ヘキナンロースタリーでは、豆の栽培から収穫、精製、流通、焙煎、包装そして一杯のカップに至るまでの間、品質管理が徹底された高品質なコーヒーのみを取り扱っています。

素材を生かす
焙煎へのこだわり
素材と向き合い、
最適な焙煎を探り続ける。
焙煎の基本的な考え方は、素材の良さともいえる生豆のポテンシャルをそのまま引き出すことです。ただ、その生豆の品種は数多くあり、産地における精製方法も多様化しています。またコーヒーは農作物でもあるので、同じ農園、同じ品種であっても、収穫年度の気候や栽培状況が変わってくるため、毎年同じ品質で同じフレーバーを持つ生豆が収穫できるわけではありません。そうなると、常に一期一会の生豆に向き合い、最適な焙煎度合い、フレーバー、酸味、苦み、求める味わい、質感を一番感じることのできる焙煎工程を考えなければなりません。
ヘキナンロースタリーでは、焙煎プロファイルと呼ばれる焙煎データを蓄積し、焙煎機のガス圧や排気量のコントロール、微調整を繰り返すことで経験を重ねた焙煎士が、産地や栽培環境の異なる様々な生豆に適した焙煎に日々向き合っています。

鮮度へのこだわり
新鮮であること。
それが、美味しさの条件。
新鮮なコーヒー豆のみ提供します。コーヒー豆の鮮度は、焙煎後の経過時間とコーヒー豆の保存方法に影響を受けます。コーヒー豆は、焙煎後1~3週間が香りやコクのバランスが良く、味わいのピークとされています。それ以上経過すると、酸化が進み、どんなに高品質な豆でも、本来の味わいを感じるのは難しくなります。またコーヒー豆の保存方法も重要です。コーヒー豆とコーヒー粉では、空気に触れる面積が広がるので、同じ条件下でも、粉にした方の劣化が進みやすいので、注意が必要です。
ヘキナンロースタリーでは、焙煎日を明記しています。賞味期限の表示は、自家焙煎店によって違いがあり、6か月のところもあれば1年と定めている店もあります。そのため、コーヒーを美味しく飲める期限を知るには、賞味期限よりも焙煎日を知ることの方が重要と考えます。



一杯の、やすらぎを。
コーヒーは嗜好品であり、飲む人の好みも様々です。また飲みたい場面も様々。朝の目覚めのとき、仕事や勉強の集中力が切れたとき、うとうと眠いとき、ゆっくりリラックスしたいとき。ヘキナンロースタリーでは、そんなみなさんの日常のひとときに寄り添えるような、心も温まる一杯のコーヒーを提供していきたいと考えています。